●小川南中新校舎建設工事の進捗状況と、各小学校の移転計画及びその跡地利用計画の検討状況について
石井旭 5番議席、石井旭です。
それでは、通告に従いまして順次質問をいたします。
小川南中新校舎建設工事の進捗状況と、各小学校の移転計画及びその跡地利用計画の検討状況について質問いたします。これまでにも、進捗に合わせて質問をさせていただきましたが、引き続き現在の状況について伺います。
小川南中学校新校舎につきましては、小中学校規模配置適正化実施計画に基づき計画が進められ、一部移転時期の変更はあったものの、学校移転スケジュールに変更なく、順調に進んできたと思います。この小川南中学校の移転につきましては、小中学校再編の最初の整備計画事業であり、市民にとってまさに注目された事業でありました。改めまして教育長を初め関係者に対しまして感謝申し上げます。
まず1点目としまして、小川南中学校新校舎の工事進捗状況について伺います。小川南中移転改修工事につきましては、本年3月移転、4月開校ということで進められていると思いますが、間もなく最終段階だと思います。現在の進捗状況について、予定どおり進んでいるのか、4月からの開校に変更がないのか、確認のため改めまして伺います。
次に2点目、小学校統合準備委員会の状況について伺います。小学校統合準備委員会については、これまで小川・橘小学校の統合に向けた小川・橘小学校統合準備委員会を数多く開催し、市内新校舎現地視察などを実施するなど、幅広く検討が進められてきたことと思います。さらに、準備委員会のもとに各専門部会を設け、校歌、校章のほか、通学体制などについても協議され、校名につきましては幅広く公募を行い、新生小川南小学校が誕生したわけでございます。
いよいよ平成29年度から平成30年度の2年間で校舎整備が行われ、平成31年4月開校というスケジュールで進められるわけでありますが、また玉里地区小中一貫校につきましては、玉里地区小中一貫教育学校建設準備委員会を平成27年8月に組織し、これまでに6回にわたり会議や先進校視察などを実施しており、今年度は施設整備の基本コンセプトや校舎建設地の検討などを含んだ基本構想の策定が進められてきました。これらは、先の9月議会の際に答弁いただいているところでございます。また、今後は野田・上吉影・下吉影統合小学校につきましては、平成35年4月開校に向け準備が進められていると思いますが、当然これらの統合準備委員会についても検討が進んでいると思いますが、具体的にいつごろ組織されるのか、現在の状況について伺います。
小川・橘小学校統合準備委員会については、小川南小学校が平成29年度から整備が開始されるわけですから、終了という形になると思いますが、順に進められる玉里小中一貫準備委員会や、野田・上吉影・下吉影統合準備委員会の開催状況、あるいは開催の予定スケジュールについて伺います。
次に3点目、玉里地区小中一貫教育について伺います。玉里地区小中学校一貫教育につきましては、小美玉市初の教育方針であり、すばらしい計画であると思います。統合小学校の整備は学校の位置の選定や用地取得、さらには小中一貫校のための準備期間を要するとしており、現行の校舎の耐震性を考慮する必要があり、それぞれの学校の現状を踏まえ、よりよい教育環境の準備を順次進めるとしております。
玉里地区小中一貫校につきましては、整備予定地を玉里小学校、または玉里中学校のいずれかとなっております。これらの予定地はいつごろ決定するのか、まず予定を伺います。これらの検討も準備委員会により検討されると思いますが、これまで開催した準備委員会では、どのような意見が出ているのか伺います。
また、どちらに決定するにしても、校舎建設に当たり用地取得が必要になるのか、現在においての問題点、検討課題について伺います。
次に4点目、野田・上吉影・下吉影小学校の移転候補地について伺います。野田・上吉影・下吉影統合につきましては、平成35年4月開校の予定になっております。順次、計画に合わせ検討がされていると思いますが、まず1番先に検討される準備委員会の組織づくりについては、平成35年4月開校を見据えこれから組織すると、前回の質問の際に答弁をいただいております。その後、どのように計画が進んでいるのか伺います。
最後に5点目、学校跡地利用計画の検討状況について伺います。学校跡地利用計画につきましては、小中学校規模配置適正化実施計画において、学校跡地の具体的な利活用につきまして、市役所内に学校跡地利用の検討組織を設置し、全庁的な観点から総合的に判断する。その他、地域の意見を聞きながら、利活用の検討を進めていくとしております。
また、スポーツや文化施設、地域コミュニティなど、地域防災拠点など、公共施設としての基本活用を検討すると実施計画に示されております。これらを踏まえ、副市長を座長として政策監4名、10課21名、教育長ほかを含め、総勢27名による学校跡地利用に関する政策調整会議を設置して、検討を進めるということで伺っております。現在の検討状況について伺います。
以上、5点について答弁を求めます。
教育長 石井議員のご質問、小川南中移転改修工事の進捗状況と、小学校移転及び跡地利用についてお答えいたします。
まずご質問の1点目、小川南中学校校舎の工事の進捗状況でございますが、平成28年6月から始まった改修工事は予定した工事の全てが完了し、現在設備の試運転、施行箇所の点検等引っ越し前の最終点検作業を行っております。今後は3月14、15日の完了検査を経て、設備備品の搬入、機械警備等保安システムの構築をした後、現在の小川南中学校から引っ越し作業等を済ませ、3月末に職員が入り、晴れて平成29年4月に新学期を迎える段取りになっております。
次にご質問の2点目、小学校統合準備委員会の状況でございますが、これまでに計9回にわたり会議等を開催してきたほか、開校までの検討事項等を協議する専門部会といたしまして、総務通学部会を計4回、学校運営部会を計2回開催しております。
今年度の成果といたしましては、平成31年4月開校予定の統合校の校名を決めるため、校名募集を行い、応募総数231通の中から最終案1案を選定し、平成28年第4回定例会において小美玉市立小川南小学校に校名として承認されたところでございます。総務通学部会におきましては、スクールバス導入の検討や、体操服の選定のほか、校章の作成作業等に取り組んでおります。学校運営部会については、両小学校の教職員にて組織され、教育課程のすり合わせや学校行事、交流事業の検討等に取り組んでまいりました。
なお、平成29年度につきましては、校舎建築工事に着手するとともに、専門部会において、校章、校歌の作成、制服の有無の決定及び体操服の最終決定を行う予定でございます。また、これらの活動状況につきましては、両小学校区の住民に向け、小川小・橘小統合準備委員会だよりを発行するとともに、広く市民の皆様に進行状況を周知するため、市ホームページに掲載しております。
次にご質問の3点目、玉里地区小中一貫校でございますが、これまでに11回にわたり会議を開催してきたほか、今年度は小中一貫校校舎建設にかかわる基本構想策定業務に各委員も加わり、活発な意見交換や先進校視察等を実施してまいりました。そして、小中一貫校の施設整備方針や校舎等の配置設計、諸室の平面構成等を盛り込んだ基本構想が3月末に完成する予定でございます。この基本構想の中に、校舎の位置ですが、現在の玉里中学校につくるというような段取りに進んでおります。
なお、平成29年度につきましては、今年度の基本構想策定を受け、校舎建設にかかわる基本設計業務に着手するほか、建設準備委員会において、小中一貫校に関する教育課程等を協議する学校運営部会を組織する予定でございます。こちらにつきましても、玉里地区全域の住民向けとして、玉里地区小中一貫教育学校建設準備委員会だよりを発行するとともに、進捗状況を市ホームページに掲載しております。
次にご質問の4点目、野田・上吉影・下吉影小学校の移転候補地でございますが、これにつきましては、小美玉市立小中学校規模配置適正化実施計画において、その整備予定地を小川北中学校周辺としております。これに基づきこれまでに同校と周辺を含めた整備予定地の検討はもとより、想定される土地の権利調査、校舎及び体育館の配置やグラウンドの設置位置等の現地調査を進めてまいりました。
また、平成29年度につきましては、仮称野田・上吉影・下吉影小学校統合準備委員会を組織するため、その中で具体的な移転先や施設隣接型小中一貫教育のあり方、特色等を検討しながら、基本構想を策定してまいりたいと考えております。
次にご質問の5点目、学校跡地利用計画の検討状況でございますが、小美玉市立小中学校規模配置適正化実施計画では、学校跡地の具体的な利活用につきまして、庁内に学校跡地利用の検討組織を設置し、全庁的な観点から総合的に判断するほか、地域のご意見をお聞きしながら利活用の検討を進めていくとしております。そこで、今年度当初から副市長を座長とした総勢27名による学校跡地利用に関する政策調整会議を設置し、経緯の共有、課題の整理、先進地や周辺自治体の事例調査、職員から寄せられた学校跡地利活用提案による実現可能性のある調査など、全庁的かつ横断的に着実に進めているところでございます。
今後は小美玉市公共施設等総合管理計画との整合性を図りながら、市としての考え方を示す基本方針の素案を作成した上で、地域の皆さんのご意見を伺い、市の発展、地域の活性化につながるようさまざまな利用形態や、民間活力の導入なども含めて検討してまいりたいと考えております。
ご協力、ご理解よろしくお願いいたします。
石井旭 ありがとうございました。
ただいま答弁をいただきましたが、予定どおり4月に開校、入学式が迎えられるということで、まず安心したところであります。関係者のご努力に改めまして敬意を表するところであります。
それでは、再質問をさせていただきます。
野田・上吉彰・下吉影小学校の移転先についてでございますが、私が小中学校規模配置適正化実施計画の適正配置全体計画を確認させていただきましたが、野田・上吉彰・下吉影小学校の推移、児童・生徒数391人、見込み学級数13学級と整備計画に示されていました。小中一貫校を進めている玉里地区の学校を見ますと、玉里、玉里北、玉里東小学校統合で372人、13学級でありました。これらを見ますと人数の差は余りなく、学級数においては13学級と同じであります。現在、野田・上吉彰・下吉影統合小学校の整備予定地が小川北中学校周辺となっておりますが、これらを考えますと、野田・上吉彰・下吉影統合小学校を小川北中学校敷地内に移転できないものなのか、若干の用地取得を考えても、玉里小中一貫校同様に小川北小中一貫校として整備できないものなのか伺います。これらにつきましては、当然いろいろと検討した結果、統合小学校として、小川北中学校周辺として計画されたと思いますが、小川北中学校を有効に活用し、学校整備ができれば、予算の縮減になると考えます。このようなことから小川北中学校敷地内に移転を検討できないか伺います。
教育長 再質問に答弁いたします。
小美玉市立小中学校配置適正化実施計画においては、北中学区の件なんですが、小川は北中学校周辺となっております。さらに議員ご指摘のように、北中学区の子供たちと玉里中学校区の児童・生徒、さらに学級数は議員ご指摘のとおりほぼ同じです。若干、北中学区のほうが20人程度多い。その程度でございます。今、議員がご提案になった件ですが、北中学校内というようなこと、最終的に今後、建設準備委員会を29年度整えます。その席上で議論されると思いますけれども、1つの意見として検討させていただきたいと考えております。
今後ともご協力よろしくお願いします。
石井旭 わかりました。そのようなことで、ご検討のほうよろしくお願いします。
それでは、再質問させていただきます。
小学校統合について、児童への心のケア対策について伺います。児童は新しい環境になじめるか、あるいは新しい友人関係が築けるか、さまざまな不安を抱くことが考えられます。このような不安を取り除き、新しい学校生活を円滑に迎えられるよう対策が必要であると考えます。このような不安や悩みを抱える児童への対応として、どのようなケア対策を考えているのか伺います。
教育長 答弁させていただきます。
確かに今まで3つの小学校で別々に教育を受けていたと。それが、合併と同時に1つになると。大変、子供たち不安になると思います。これは承知しております。そこで、準備委員会の中に学校運営部会というものを設けます。その中で、交流事業というものを検討させていただいております。これは、玉里、小川両方なんですが、先生方を中心に交流事業を考えております。
その中で、具体的に申しますと、今5年生を中心に自然教室二泊三日で行っています。それを野田小学校、上吉影小学校、下吉影小学校を1つのグループとして、二泊三日のそういうような交流。さらに中学校のほうに行くわけですので、中学校の行事に3校とも参加するとか、そういうようなことを具体的に交流事業のところで先生方が検討していきます。そういうふうにご理解いただきたいと思います。
石井旭 わかりました。対策が考えられているので安心しました。ぜひ、そのような形でお願いいたします。
それでは、再質問させていただきます。
次に、通学路の安全対策と通学支援について伺います。小学校の統合により、通学区域が変更になる児童もいると思います。通学路の安全対策など必要になってくると思いますが、どのように考えているのか伺います。
また、通学支援として、小学校の統合により遠距離通学になる子供もいると思います。いよいよスクールバスが必要になってくると思いますが、確認の上で伺います。
よろしくお願いします。
教育長 ご答弁いたします。
確かに北中学区を例にとりますと、3校が集まるわけですので、当然、通学距離が遠い子供が出てきます。この対応といたしまして、スクールバス導入を考えております。このスクールバスは準備委員会の中で検討させていただくわけですが、スクールバスのコースとか、バス停をどこにするとか、そういう具体的なものも含めて準備委員会の通学部会で検討をしていきたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
石井旭 わかりました。ありがとうございました。
学校再編計画につきましては、引き続き計画的に進められるよう要望いたしまして、以上で私の一般質問を終わります。
ありがとうございました。
石井あきら事務所
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