石井あきら

石井あきら

議会報告:令和元年6月定例議会

学校跡地利用計画について

基地周辺に関する整備計画について


議事録

石井旭 改めまして、おはようございます。

5番議席、石井旭です。元号が変わり、令和元年初議会として、心新たに取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

それでは、通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。

まず、1問目の質問といたしまして、学校跡地利用計画について伺います。

全員協議会で説明がありましたが、市民が注目している事業なので、改めまして質問をさせていただきます。

これらにつきましては、平成28年第3回定例会に質問をさせていただきましたが、はや3年が経過しましたが、その後どのような検討がされ、どのように進んでいるのか、改めまして質問をさせていただきます。

近年、少子化による児童生徒数の減少により、学校を取り巻く教育環境は大きく変化をしております。市ではこれに対応するため、小中学校規模配置適正化基本方針並びに実施計画がそれぞれ作成されております。また、公共施設については、長期的な視点で更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行い、公共施設等の最適な配置を図るため、公共施設等総合管理計画が作成されております。

これらの計画の整合性を図りながら、統廃合の新たな各小学校、中学校の開校に向けた取り組みを進めていることと思いますが、跡地となる校舎及び体育館等の施設をどのようにしていくか、どのように利活用していくかを検討していかなければならないと思います。そして、そろそろ検討した結果を示していただきたいと思うわけでございます。

市では、これらを踏まえ、学校跡地利活用基本方針を策定しておりますが、それらによりますと、耐震強度のない施設等として建築基準法の耐震基準を満たしていない施設は、耐震補強をせずに原則として解体する。さらに、地域の意向を踏まえた活用として、学校は地域コミュニティや地域活動を支える中心的な場を担ってきた経緯を踏まえ、地域の意向に配慮した活用方法を検討する。あるいは、民間事業者へ学校跡地の売却や有償貸し付けを検討するといった民間事業者による活用も方針に示されております。私は、いずれも重要なことだと思います。ぜひ早急に進めていただきたいと思います。

全員協議会での説明では、小川小学校の体育館は継続利用、プールは解体、校舎等は解体または公共建築物として活用するための対策をとる。また、借地している土地は所有者へ返還をする。さらには、老朽化が進む小川公民館の機能移転候補地としての活用についても検討すると説明がありました。橘小学校についてもほぼ同じような対応の説明でした。

前回の答弁では、小中学校規模配置適正化実施計画の中に、学校跡地の具体的な活用につきましては、庁内に学校跡地利用の検討組織を設置し、全庁的な観点から総合的に判断するほか、地域のご意見をお聞きしながら利活用の検討を進めていく。これを踏まえて、市としましては、具体的な検討を行うため、副市長を座長として、教育長、政策監4名、10課21名、総勢27名による学校跡地利用に関する政策調整会議を設置し、検討を進めていくとの答弁がありました。

そこでまず、質問の1点目、学校跡地利用の検討状況について伺います。特に、学校跡地利用に関する政策調整会議の検討状況を具体的に伺います。

次に、2点目の質問としまして、跡地利用の優先順位の決定方法、また決定時期等について伺います。

優先順位につきましては、学校跡地利活用の基本的な考えを踏まえた上で、第一に公共公益的な団体等による利活用、他の公共団体が福祉・教育施設など公益的な事業を民間事業者等が行う要望があれば、これら事業展開による利活用を検討する。また、地域活動を支える地域コミュニティの場として、地域が施設の利活用、維持管理、運営など事業計画等の提示により学校跡地を利活用したい要望があったときは、利活用内容を精査した上で検討するとしております。

第二に、民間事業者等による利活用として公共公益的な利活用が見込まれない跡地については、売却を基本に、有償貸し付けも含め民間事業者等に利活用を検討するとしておりますが、これらの基本方針に沿った跡地利用の優先順位をどのように決めていくのか、現在どのようになっているのか。そして決定時期をいつに目指しているのか。あるいは既に決定しているのか伺います。

次に、質問の3点目及び4点目を合わせて質問いたします。

小川小学校及び橘小学校の跡地利用として、どのように検討しているのか伺います。

小川小学校と橘小学校は、今年度小川南小学校として統合しております。跡地利用については、既に学校跡地利用に関する政策調整会議においても検討がされていると思いますが、どのように検討されているのか伺います。

学校跡地利活用の基本的な考え方を踏まえれば、第一に公共公益的団体等による利活用としておりますが、まさに小川小学校の跡地利用については、公共用地の利活用を中心に考えるべきだと思いますが、どのように検討されているのか伺います。

また、橘小学校の跡地利用につきましては、公共用地として学校教育を行う場のみならず、地域コミュニティの中心的役割のほか、地域防災拠点など公的役割を担っていることを踏まえ、学校跡地を幅広く検討されるのが望ましいと考えますが、地域の住民の意見を募集するというのも重要だと思いますが、現在どのような検討をしているのか伺います。

以上、答弁を求めます。

総務部長 それでは、議員ご質問、学校跡地利用計画についてお答えいたします。

まず、跡地利用政策調整会議の状況でございますが、小美玉市立小中学校規模配置適正化実施計画におきまして、学校跡地の具体的な利活用方法については、庁内に学校跡地利用の検討組織を設置し、全庁的な観点から総合的に判断するほか、地域の意見を聞きながら利活用の検討をしていくこととしております。

これを踏まえまして、学校跡地利用に関する政策調整会議を設置しまして、平成28年5月より先進自治体の事例調査や職員から寄せられました学校跡地についての提案等について調査を行うなど全庁的に検討を進め、平成30年2月に学校跡地の利活用についての基本的な考え方をまとめました。

小美玉市学校跡地利活用基本方針を策定いたしまして、昨年度から学校跡地の利活用につきましては、行財政改革の一環として取り組んでおり、平成30年9月に庁内関係部局で組織するプロジェクトチームを設置しまして、学校跡地利活用基本方針に基づいた小川小学校と橘小学校の跡地について、跡地利活用計画の策定に向けて取り組み、本市としての考え方を示した素案を本年5月に取りまとめたところでございます。

続きまして、優先順位の決定方法、決定時期についてでございますが、学校跡地利活用方針に跡地利活用を検討するに当たっての優先順位を定めており、議員おっしゃるとおり、市が行政目的で利活用する場合は最優先となっており、次に、公共公益団体による利活用、最後には民間事業者等による利活用の順番となっておりまして、小川小学校、橘小学校の跡地利活用の基本は、市が行政目的で使用することを前提にしております。

次に、決定時期でございますが、小川小学校と橘小学校におきましては、作成いたしました素案をもとに、今後学校区ごとの区長さんを中心とし、また土地の関係者などとの意見交換を行いまして、その後パブリックコメントを経て決定していきたいと考えておりますので、早ければ令和元年12月に決定する予定で調整をしております。

小川小学校のプールについては、決定後、速やかに解体を行うとしておりますので、できるだけ早く対応をしたいと考えております。

計画策定に当たりまして、地域にとってより有効な跡地利用方法などについての意見交換の場で提案があった場合には、そういったものも参考にしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

続きまして、小川小学校の跡地利用計画についてでございますが、素案では子供たちが安心して遊べる広場や市民の交流拠点として活用するとしております。なお、校舎につきましては、耐用年数が経過していることから、原則解体することとしておりますが、今後市内公共施設の機能、配置の見直しに向けまして、取り組んでいく中で老朽化が進む小川公民館の機能等の移転候補地として活用する場合になったときには、必要な対策をすることとしております。

最後に、橘小学校の跡地利用計画についてでございますが、素案では、小川運動公園の補完的な利活用を図り、スポーツを中心に地域の子供たちから高齢者まで多世代が集う交流の場として活用するとしております。なお、校舎につきましては、老朽化及び未耐震化のため、解体をすることとしております。

以上、答弁といたします。

石井旭 それでは、再質問いたします。

小川小学校の跡地利用について質問いたします。

先ほど学校跡地利用に関する政策調整会議が、座長である副市長が不在であるのが原因なのかどうかはわかりませんが、余り機能していない、残念ながら具体的に検討されていないように私は思います。

全員協議会での説明では、橘小学校は敷地内に橘幼稚園跡地があり解体して所有者へ土地を返還するとしておりますが、小川小学校の場合は小川公民館左脇に小川幼稚園跡地がありますが、解体は考えていないのか。また、市の持ち物ではありませんが、小川公民館の敷地内に防衛施設周辺整備協会の建物がありますが、既に移転していると思いますが、防衛省と検討し、安全面から見ても、解体など早急に対応していただきたいと思いますが、市はどのように考えているのか、見解を伺います。

総務部長 再質問にお答えいたします。

小川小学校付近の旧小川幼稚園と防衛協会の今後の位置づけということになるかと思いますが、旧小川幼稚園は、先月まで市立適応指導教室「ハーモニーおみたま」として使用しておりましたが、今月よりこの教室は元気っ子幼稚園に移転したことから、現在この建物は使用してございません。

また、防衛協会茨城出張所につきましては、現在、移転しておりまして、防災時の備蓄品を保管しており、倉庫として利用しております。

これらの施設につきましては、いずれも市の財産でございますので、今後施設の更新、長寿命化、統廃合など個別施設計画の中でそういったものを検討しながら、計画の策定を取りまとめていきたいと考えております。

以上です。

石井旭 要望させていただきます。

学校跡地利用につきましては、限られた公有地であります。2年後に玉里小中一貫校、4年後には小川北小中一貫校が計画されております。スムーズに学校跡地利用に関する政策調整会議が地域住民の声を聞きながら積極的に検討されるよう要望いたしまして、1問目の質問を終わります。

石井旭 続きまして、2問目の基地周辺に関する整備計画について質問いたします。

まず、1問目としまして、基地周辺の全体整備計画について伺います。

市として、基地周辺、空港周辺というこの地域に、どのような地域計画を考えているのか改めて伺います。

市は、茨城空港、百里基地周辺を空の玄関口、空の交流エリアとしてまちづくりを進めていると思います。小美玉市都市計画マスタープランにも、重点事業の選定と重点事業を展開する基本方針が示されております。その中に、茨城空港及び周辺地域整備事業に係る基本方針と茨城空港は本市のみならず周辺都市を含む本県の活性化を図るためのプロジェクトとして期待されている。地域交流の地場産業、観光資源、歴史、風土など地域資源を有効に活用し、地域振興に取り組む。この地域は、本市のみならず、本県の最も重要なプロジェクトの一つとして位置づけられており、市民の期待も大きく、従来から継続的かつ積極的に進められてきた経緯があるほか、本市の今後の展開の方向性を左右する非常に重要な事業であるとしております。

このようなことから、茨城空港及びその周辺における各種まちづくりの事業などを重点的に位置づけますとしっかりと示されております。

また、小美玉市第2次総合計画の基本施策において、基地対策の充実が示されております。基本方針として、百里基地と共存共栄を目指し、基地周辺の生活環境の整備や民生安定の向上を図りますとしております。

一方、課題として基地周辺の地域振興につきましては、地区公民館の整備は平成28年度に完了しているものの、地区要望道路はまだまだ多く残っており、早期整備が望まれております。

市民アンケート調査においても、基地周辺の騒音対策について重要度として重要と答えている人が約60%、満足度に対しては、満足と答えた人は約10%で、圧倒的に不満足となっており、まだまだ対策が不十分であります。

また、空港においての同様のアンケート結果として、重要度として重要だと答えている人が約66%、満足度に対しては、満足と答えた人は約15%で、圧倒的に不満足となっており、これもまた同様であります。

このようなことを考えれば、この地域特有の有利な防衛省予算を使い、この基地周辺地域の全体整備計画地域計画を策定して実施すべきだと思いますが、地域計画を考えているのか、考えているのであれば、内容を伺います。

次に、2点目、事業メニューの事業化の優先順位について伺います。

毎年、特定防衛施設周辺整備調整交付金、通称特防や、民生安定施設整備事業補助金、再編関連訓練事業費補助金等が予算に上がっております。今年度で言えば、特防が約2億4,000万、民生安定が約7,000万、再編補助金が約1億5,000万円の予算が当初予算に上がっております。これらを踏まえ、事業年度の事業化の優先順位をどのようにつけているのか伺います。

次に、3点目、平成31年度、令和元年度の防衛省予算事業内容について、特に特防事業、民生安定事業について伺います。

先ほども申しましたが、特防が約2億4,000万、民生安定が7,000万の予算がついておりますが、それぞれの事業内容と箇所について伺います。

また、農政課の予算の中にため池整備、飯前地区の茂内池についての事業内容を具体的に伺います。これにつきましては、私もかねてより茂内池の整備を要望してまいりました。今年度、おかげさまで防衛予算がつき、事業実施の運びとなりました。市長を初め、関係各位に感謝申し上げます。ありがとうございます。

予算を見ますと、特防予算3,000万円、ため池整備費2,100万円となっておりますが、今年度の事業内容を伺います。

以上、答弁を求めます。

都市建設部長 続きまして、議員ご質問の2になります基地周辺に関する整備計画についてご答弁いたします。

まず、1点目の基地周辺の全体整備計画及び3点目の地域計画について関連がございますので、あわせて説明いたします。

小美玉市第2次総合計画の基本施策にもありますように、基地周辺の生活環境の整備や民生安定の向上を図るため、基地周辺の振興策の充実に努めていく必要がございます。主な施策といたしまして、地区要望道路の整備、航空機騒音を軽減する住宅防音工事の充実でございます。

地区要望道路の整備につきましては、国からの交付金を活用して、毎年6路線の道路整備事業を実施できるよう目指しております。また、住宅防音工事の充実でございますが、国からの補助金を活用し、申請者に対して空調機及び防音建具の機能復旧工事の早期整備の充実を目指しております。住宅防音工事補助は、毎年、国の予算措置が重要と認識しておりますので、国への陳情をしっかり行っていきたいと考えております。

今後におきましても、まちづくり構想策定の中で、茨城空港及び百里基地周辺地域を空の交流エリアとして位置づけしていく計画もございますので、ご理解のほどお願い申し上げます。

続きまして、2点目の事業メニューの事業化の優先順位についてでございますが、特定防衛施設周辺整備調整交付金、再編関連訓練移転等交付金、民生安定施設整備事業補助金の予算を踏まえて、交付金、それから補助金活用担当課ごとに実施計画書を作成し、庁内関係部署におきましてヒアリングを行いながら、継続事案、新規事案を確認し、事業メニューの予算化を図っております。

事業メニューの内容はさまざまですが、交付金充当、補助金の可否や事業費の検討等、国との調整も不可欠でありますので、優先順位につきましては、慎重に審議し、実施しているところでございます。

続きまして、4点目の平成31年度(令和元年度)の事業内容についてでございますが、今年度の特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の内容と箇所でございますが、まず、中延地内の市道小10742号線道路改良事業ですが、延長346メートルの工事を進めております。

次に、野田地内の市道小204号線道路改良事業ですが、延長460メートルの実施設計を進めております。

次に、小川地内の旧園部川排水施設更新工事事業ですが、排水ポンプ2台の更新工事を進めております。

次に、市内パトロール等のパトロール車の購入事業ですが、青色防犯パトロール車2台購入を進めております。

次に、飯前地内のため池整備事業でございますが、浚渫工事を進めております。

次に、佐才地内の排水路整備事業ですが、延長131メートルの工事を進めているところでございます。

次に、幼稚園バス更新事業ですが、更新台数は5台で、内訳は元気っ子幼稚園3台、それから玉里幼稚園2台でございます。

次に、小美玉市役所内の公共用バス車庫整備事業ですが、設計及び工事を進めておるところでございます。

次に、上吉影地内耐震性貯水槽設置事業ですが、貯水槽1基の工事を進めております。

続きまして、今年度の民生安定施設整備事業の事業内容と箇所について申し上げます。

まず、小川文化センターアピオスの耐震補強・大規模改修工事事業ですが、工事を進めているところでございます。なお、この事業につきましては、今年度、来年度の2年にまたがる事業でございます。

次に、百里基地周辺の百里飛行場周辺水道設置事業ですが、上水道施設の設計、工事を進めておりまして、事業年度は平成28年度から令和7年度まででございます。

次に、川戸地内の市道小108号線道路改良事業ですが、延長340メートル、現在、用地買収を進めているところでございます。

次に、玉里地内の玉里学園義務教育学校整備事業ですが、建設工事を進めております。なお、この事業につきましては、今年度、来年度の2年にまたがる事業でございます。

次に、川戸地内の(仮称)小川北義務教育学校整備事業ですが、実施設計を進めております。

次に、ため池整備、飯前地区の茂内池についてですが、先ほど特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の事業内容を申し上げましたが、茂内池につきましては、葦の繁茂及び土砂の流入により貯水量減少が見られ、ため池機能が低下するなど水稲の作付に影響が生じており、また、護岸堤やフェンスの破損により転落などの危険が考えられるため、改修工事を実施してまいります。また、佐才地区の排水路改修工事を実施してまいります。

現在、排水路は、土地改良事業により昭和57年に竣工された農業用排水路であり、完成後37年が経過しており、水路のひび欠損などの老朽化とともに、周辺の広範囲の畑地等から雨水が流入することにより、土砂が堆積し、大雨時の排水と維持管理に支障を来していることから、改修を実施するものでございます。

今後とも、区長さんを初めとする地元の皆様や関係機関と連絡調整を図りながら、地域の生活環境の整備や民生安定の向上のため、事業推進に努めてまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

以上で答弁を終わります。

石井旭 それでは、再質問をさせていただきます。

先ほど茂内池の事業計画を聞きましたが、浚渫が今年度は中心と伺いましたが、今の答弁で護岸工事を考えているようなお話がありましたが、次年度以降も予算があるのか、今後どのような対応になるのか。また、この茂内池は百里基地から清水頭の排水を受け入れる工事をした結果、茂内池が泥でいっぱいになったわけでございます。今後は5年、10年のスパンで今回のような事業、浚渫工事が必要と考えますが、今後どのように考えているのか伺います。

さらに、昨年の管外行政視察研修で行った愛知県豊山町では、周辺対策事業で災害はなかったそうですが、障害防止事業費補助金、通称3条ですが、平成5年から平成10年度にかけて約16億7,000万円、補助率66.7%で、排水機場整備事業を実施し、現在、平成29年度から令和になってしまいましたが、平成35年度予定で約16億8,000万円の補助率70%で排水機場増強整備事業を行っております。とても有意義な研修でした。

小美玉市は基地周辺の排水問題を今後どのように考えているのか。何カ所も池で受け入れているところはあると思います。あわせて伺います。答弁を求めます。

産業経済部長 それでは、石井議員の質問にお答えします。

私のほうからは、茂内池の件について回答をさせていただきます。

ただいまご紹介いただきましたように、茂内池の一部については、大震災の影響だと思われるんですが、護岸の一部が崩れております。それの復旧工事というのも今回の工事で考えているところでございます。

次に、継続的に事業を入れていってはどうかというような内容の質問だったと思います。水田農業においては、農業水利の安定的な確保というのは最も重要な管理であるというふうに考えておりますので、市といたしましても、ため池の有効水量の確保に努めてまいります。

しかし、市内には128カ所のため池があり、多くの箇所において老朽化による損傷や土砂の流入による機能の低下が見受けられるようになってきておりますので、これらの全てを改修整備について定期的に進めるということは自主財源では対応が困難であると思われます。そのため、それぞれのため池の状況を的確に把握し、事業内容を精査した上で、国・県の補助事業を活用しながら実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただけますようお願いいたします。

以上でございます。

都市建設部長 続きまして、再質問についてお答えいたします。

先ほど、豊山町のほうでは、3条の予算民生安定を使って整備を進めたというご意見をいただいたところですけれども、実際のところ、小美玉市におきましては特防予算ということで77%の補助率とかではなくて、事業に応じた形で配分がもらえる特防という有利な予算を使わせていただいて進めているところでありまして、そのほかの3条予算というものは、基地からの流入する雨水、それから排水というのがメーンとなってしまいますので、小美玉市の百里基地においては、どちらかといえば8条特防再編を有効活用させていただいて事業を進めていくのがよろしいかと私のほうでは思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

石井旭 先ほども申し上げましたが、茨城空港、百里基地周辺を空の玄関口、空の交流エリアとしてまちづくりを進めています。そして、小美玉市都市計画マスタープランにも、この地域を重点事業の選定地としても位置づけております。基地周辺、茨城空港周辺の地域計画を早急に策定し、計画的な事業がなされますことを要望させていただきまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。


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